はじめに
10数年前に、たまたま手にしたDVDのOVAにハマりました。それから、古本屋に行って
漫画を全巻揃え、DVDが出るたびに買い揃えました。
今でも、時々見直しています。
もし、あの時に〇〇だったらという話です。
紺碧の艦隊
荒巻義雄原作の架空の戦記です。
昭和18年4月18日、ブーゲンビル島上空にて、連合艦隊司令長官”山本五十六”は死んだはずだった
から始まります。
後世の明冶(明治ではないです)38年日本海海戦のさなかに高野五十六として目覚めます。
前世(通常の歴史)の記憶(死ぬまでの記憶)をもったまま。
この、後世も同じ悲劇(第2次世界大戦・・・・)を繰り返さないように紛争します。
高野五十六と同じく、前世からの転生者を集めて・・・
という流れです。
前世の記憶を持ったまま、生まれ変われる。しかも、同じ歴史を。
ただ、やはり、転生しても、それまでの記憶との差(身内が見知らぬ人だったり)もあるみたいで、
何から何まで前世とは同じという話ではないみたいですね。
そして、高野五十六と前世の記憶を持ちながら転生した人たち(軍の将校など)は、「紺碧会」なる会を結成します。一部の財界人や技術者もこの「紺碧会」に参加しています。
この「紺碧会」では、戦争の回避が目的で、「紺碧の艦隊」という高野五十六の新しい戦術思想に基づく潜水艦の艦隊で、前世大戦末期に完成を見た潜水空母を発展した潜水艦です。
それを、秘匿し続けます。
後世でも、大勢は止めようがなく、戦争へと突き進み、日米開戦が避けられな状況となったので、いかに悲劇が少なく戦うかという方向へ向かいます。
同じく前世より転生した大高弥三郎(陸軍中将)が結成した「青風会」(志が同じ)と連携して、いかにこの戦いを乗り切るか会合を重ね、「いかによりよい負けを得るか」のために、高野五十六率いる紺碧会と大高弥三郎率いる青風会のメンバーが決起し、クーデーターを起こします。目的は、予想される日米開戦を勝ち抜くこと(よい負けを得るために)ですが、戦争への流れは帰られず、照和(昭和ではなく)16年12月8日に「運命の開戦」を迎えます。
事実上の宣戦布告ともとれる声明文(ハル・ノートへの回答、後にいう日本侵略戦争にならず、解放戦線であると)を行い、高杉航空機動部隊が、開戦同時に、ハワイ島米軍基地等を攻撃、ハルゼー航空艦隊、キンメル艦隊(降伏させ、戦艦を鹵獲した後に改装され紅玉艦隊となった)を撃破し、全ハワイ島を占領した。
前世と同じく日本の大勝利だったが、色いろな面において、格段の差があった。
また、この勝利の影には、紺碧の艦隊という、巨大な潜水艦の存在があったが、それを秘匿しきった。
登場する人物
明治維新で活躍した志士の名前を由来にしているものが多いです。
高野五十六は山本五十六ですが、前原一征(長州藩士の前原一誠から)や木戸孝義(同じく木戸孝允)、品川弥治郎(同じく品川弥二郎)など。
メタ情報(前世の記憶)
前世の記憶を持ったまま転生るということは、進んだ技術が後世に持ち込まれるということ
しかも、なぜ日本に多いのか?というとも思いましたが、それはそれで楽しめます。
潜水艦が空母になったり、電磁推進や世界一周ができる飛行艇など・・・
まとめ
なかなか、戦争の話だし、あまりかけない部分もありますが、もし〇〇だったらの空想の世界に
入り込めます。
前世の歴史を繰り返しながら・・・・