はじめに
10数年前に、たまたま手にしたDVDのOVAにハマりました。それから、古本屋に行って
漫画を全巻揃え、DVDが出るたびに買い揃えました。
今でも、時々見直しています。
紺碧の艦隊
荒巻義雄原作の架空の戦記です。
昭和18年4月18日、一人の提督の死とその転生から始まった物語は・・・・
前世(通常の歴史)の記憶(死ぬまでの記憶)をもったまま、時をさかのぼり、そして下る。
この後世も同じ悲劇(第2次世界大戦・・・・)を繰り返さないように紛争します。
前世からの転生者を集めて・・・
パナマ運河爆撃す
前世(昭和)の大戦末期、完成しながら遅すぎた潜水空母で、特殊攻撃機「晴嵐」3機を搭載する伊400型という潜水艦を発展させた、伊500型、伊600型、伊700型なる「紺碧の艦隊」である。
潜水艦の使い方は、戦艦や空母など大きなものを狙うより、通商破壊が最大の効果があると、米国のアキレス腱、パナマ運河を紺碧の艦隊の最大の特徴である航空攻撃する作戦である。
物資の輸送は、当時は船舶が中心で、パナマ運河が潰されれば、米国五大湖周辺で作られた物資(工業製品など)の輸送が遅れ、その期間を有効にできるとの考えからパナマ運河破壊作戦を決行したようです。
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潜水艦
紺碧の艦隊の旗艦は伊601で、魚雷発射管は8基、全て艦首で、62式酸素魚雷、53式酸素魚雷を雷撃でき、魚雷は、航跡も引かず、36ノット、3キロ離れた場所から雷撃できる(ハワイ沖開戦でのハルゼー艦隊への雷撃にて)。
艦を操作するには、パワーステアリングを装備しています。
紺碧会技術人により、紺碧の艦隊全艦にはスクリューはなく、ポンプ式噴射水流推進法で航行する。
ポンプ式噴射水流推進法は燃料効率が良く、また、外側を包む軟性ゴム皮膜の効果もあり、ゴム被膜は各種電波を吸収する機能がある。
紺碧の艦隊が艦隊たる所以は、航空兵力である。
伊601には双発水上攻撃機雷洋を2機搭載
伊501には水上攻撃機春嵐を各3機搭載
伊701には水上偵察機星電改を2機搭載(電子偵察機星電の水上機版)
小規模ながら航空機動艦隊の機能を有している。
ガツン閘門
パナマ運河封鎖作戦では、太平洋側の方が距離的に近く優位であったが、復旧に時間がかかる、大西洋側のガツン閘門に狙いを定め、攻撃した。
攻撃は成功し、米国の攻撃機を倒すも、切りがなく、敵機の追撃を振り切るため、高高度を持って、一気に会合点(紺碧の艦隊が待っている地点)へ向かった。
最後の試練
会合店では、標色素(位置を知らせるために海上に出す黄色のマーク)の近くに米国の駆逐艦が爆雷攻撃していたため、艦載機の収容も出来ずにいた。
そこで、艦隊司令官前原一征は、戦術G7にて駆逐艦を迎撃し、無事、艦載機を収容し、紺碧の艦隊の秘密基地へ帰っていった。パナマ運河破壊という手土産を持って。
米国では、なぜ、パナマ運河を航空攻撃できるのか?潜水艦?その事実を知って、対策を練り直す事態となった。
戦術G7
囮魚雷のを発射して、気泡やスクリュー音を発生され、駆逐艦のソナー等を麻痺させる戦術で、紺碧の艦隊にはスクリューがないので、可能な戦術。
まとめ
前世(昭和)の時代にもパナマ運河攻撃の計画はあったみたいですし、伊400型の情報は、その後の潜水艦の設計や運用姿勢に大きな影響を与えたということです。